よくあるご質問

Q1.インプラントの材質は?

A

骨関節の外科で使用するインプラントは、ステンレス製もしくは純チタン/チタン合金製です。これらの材質は生体適合性が高く、長期間体内に設置していても安全であることが確認されています。

Q2.インプラントを外す必要は?

A

原則として抜釘(外すこと)をしません。適切なサイズおよび形状のインプラントが設置されていれば抜釘の必要はなく、生涯にわたり体内に存在していても問題ありません。ただし、プレートの破損、スクリューやピンの緩み、インプラント周囲への感染、骨萎縮などが発生した場合には外すことがあります。
※創外固定による治療の場合は、最終的に全ての器具を外します。

Q3.インプラントの破綻(壊れること)はいつ起こる?

A

骨の太さや大きさに応じて、適したサイズのインプラントを選ぶため、室内における通常の歩行では破綻することはありません。しかし、段差の昇降や屋外での運動は破綻の原因となります。

※歩様と活動性が回復し始める、術後1ヵ月~2ヵ月に破綻が集中します。元気になっても骨癒合が得られるまではドッグラン等での運動は厳禁です。

骨癒合が得られるまでは、骨接合部の安定性はインプラントに頼ることになり、その間は金属への負荷が累積します。累積した負荷は金属疲労を招き、閾値を超えると破損します。通常の歩行のみで閾値に達することはありませんが、走ったり、跳ねたりすると閾値に達することがあります。